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研究所

がんの早期診断に有効なマーカーの検索、また化学療法や免疫療法、放射線療法などに抵抗性のがんも含めた新たな治療法の開発を行います。いずれも高度な基礎研究から臨床応用へと発展させることにより府民の健康と、ひいては我が国、世界のがん患者への貢献を目指します。

臨床研究
管理センター

当センターの基本方針のひとつである「先進医療の開発と実践」を実現するために、企業主導および医師主導の開発治験を推進し、当センター独自の臨床研究の支援を行っています。また2018年からは、認定臨床研究審査委員会を置き、センター内外の特定臨床研究の審査も実施しています。

次世代がん医療
開発センター

患者さんの生体試料などの収集や提供(Cancer Cell Portがんバンク)、治験や臨床研究にかかる支援や外部との共同研究の誘致などの支援活動を通じて、病院や研究所との架け橋となり、基礎研究や臨床研究の推進・普及のために活動しています。

がん対策センター

1962年から継続している大阪府がん登録を基盤に、大阪府がん対策推進計画など、科学的根拠に基づくがん対策の立案および進捗管理で大阪府と協働することに加え、病院や研究所等とともに大阪国際がんセンターを構成する柱の一つとして、その理念の実践に取り組んでいます。

ドナー健診者の個人情報が記載された書類の誤送信について

このたび、当センターを起因としてドナー健診者の個人情報を記載した書類がFAXで誤送信された事案が発生しました。
このような事態を招きましたことを深くお詫び申し上げるとともに、今後、再発防止に取り組んでまいります。

 

1.誤送信した書類及び記載されていた個人情報

  • ・書類
    診療情報提供書(紹介)、検査詳細情報等の健診結果
  • ・個人情報
    健診者氏名、住所、電話番号、生年月日、性別、職業、紹介目的、既往歴、健診結果
      等

 

2.事案の経緯

令和4年11月
当センター患者のドナー候補者のドナー適格確認のため、術前健診をA病院に依頼。
11月25日
当センターからA病院に健診者の紹介状を郵送。その際に同封した送付状に誤ったFAX番号を記載していた。
11月30日
A病院から当センターに電話があり、健診結果をFAX及び郵送で送ると連絡を受けた。
12月5日
当センターがA病院から健診者の健診結果を郵送で受け取り。A病院にFAX送信の有無を問い合わせようとしたが担当者不在により連絡がとれず。
12月7日
  • ・A病院から当センターへ架電があり、FAXの送信状況を確認したところ、健診結果は30日に、がんセンターから郵送した送付状に記載の番号へ送付されていたことが判明。(記載の番号が誤っていたため、誤送信となった)
  • ・当センター患者の主治医から健診者へ架電し、FAX誤送信により個人情報漏洩があったことを説明したところ、健診者より「11月30日夕方に誤送信された企業から電話があり、健診者の情報が記載された書類をFAXで受信した。誤送信のようなのでFAXを破棄してよいか」との連絡を企業から受けたため、破棄するよう伝えていたことが判明。当センターから健診者に謝罪し、了承を得た。
  • ・誤送信先であるB企業に、当センターが誤ったFAX番号を記載していたことにより、書類が誤送信されたことを説明・謝罪し、了承を得た。その際、B企業において受信したFAXが破棄済みであることを確認した。
12月19日
当センター患者の主治医から健診者あてに架電し、FAX誤送信の経緯と原因、再発防止策について説明し、了承を得た。

 

3.誤送信の原因

  • ・他院に送る送付状のFAX番号の誤りをチェックできていなかった。
  • ・他院にドナー術前健診を依頼することは稀で、送付状のテンプレートがなく、電話番号やFAX番号などをその都度手入力していたため、誤りが起きやすい状態であった。
  • ・他院から健診結果を送っていただく際の方法を明示していなかった。

 

4.再発防止策

  • ・他院に術前健診を依頼した場合の健診結果は、原則としてFAXは用いないこととし、やむなくFAXする場合は、氏名等の個人情報を黒塗りするなど個人情報保護の徹底について相手方へ依頼する。
  • ・当センターが術前健診等を依頼する際に用いるテンプレートを複数人で確認しながら作成し、手入力による電話番号やFAX番号の入力は行わないこととする。

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