関西のお笑いと医療のコラボレーション 第二弾「わろてまえ劇場2018」を開催

Press Release

2018年11月26日

 

関西のお笑いと医療のコラボレーション

「笑いとがん医療の実証研究Ⅱ」

第二弾「わろてまえ劇場2018」を開催

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 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター(以下、当センター)は、国内で初めての取り組みとして、がん医療における定期的な「笑い」の提供が、自己効力感や生活の質に与える効果を検証する「笑いとがん医療の実証研究」を昨年5月より実施しました。その研究結果を踏まえ、このたび、がん患者の免疫機能や生活の質などに「笑い」の機会が与える影響を検証する「笑いとがん医療の実証研究Ⅱ」を実践するため、第二弾「わろてまえ劇場2018」を開催します。

 

 本研究は、関西に拠点を構える「松竹芸能」「米朝事務所」「吉本興業」(50音順)にご協力をいただき、がん患者が落語や漫才といった「笑い」をライブで楽しむと、その免疫機能や生活の質(QOL[Quality of life])がどう変わるかを検証するものです。

 

 今回の検証では、昨年度に確認された「免疫を高めてがんを抑える作用を持つIL-12B(免疫細胞から出る物質)を出す能力の上昇」や「QOLスコア改善」などの再現性を確認します。

 新たな試みとして、「マイクロアレイ解析」という方法を用いて網羅的に遺伝子発現を調べることにより、「笑い」によって特徴的に変動する遺伝子を探索します。また、パナソニック株式会社との共同研究により、「感情推定技術」を用いた「笑いの定量化」にも取り組みます。さらに、腕時計型心拍計を装着し、公演中、および公演日間における日常の心拍データを継続的に記録します。

 

 対象となる研究参加者は、当センターに通院中のがん患者(40歳以上75歳以下、がんの部位を問わない)60名で、偏りを少なくして比較する国際標準の無作為割付により、10日に1回の頻度で合計2回の「笑い」を楽しむ研究参加者30名を、その機会がない研究参加者30名と比較します。

 また、「わろてまえ劇場2018」は、患者サービスの向上に資することを目的としているため、研究参加者以外の当センターの患者も抽選にて募集し、合計で200名に楽しんでいただく予定です。

 

 また、当センターは、2018年11月26日、アフラック生命保険株式会社と、「がん経験者を取り巻く社会課題解決に向けた啓発及び支援活動に関する包括協定」を締結しました。これに伴い、「わろてまえ劇場2018」は、アフラック生命保険株式会社の協賛により開催します。

 

 「わろてまえ劇場2018」の開催概要は下記のとおりです。当日は、報道関係者様の取材を受け付けておりますので、ぜひお越しくださいますよう、よろしくお願いします。

 また、事前取材についても、お気軽にお問い合わせください。

 

 

1.日 時  [1日目] 平成30年12月10日(月曜日)午後2時から午後3時まで

      [2日目] 平成30年12月20日(木曜日)午後2時から午後3時まで

     (※ 両日ともに、受付開始は午後1時30分から)

 

2.場 所  大阪国際がんセンター 1階ホール

      〒541-8567大阪市中央区大手前3-1-69

 

3.出演者   [1日目]桂 慶治朗(米朝事務所)、笑福亭松喬(松竹芸能)、桂 米團治(米朝事務所)

        [2日目]もりやすバンバンビガロ(吉本興業)、なすなかにし(松竹芸能)、桂 文珍(吉本興業)

       (出演順、敬称略)

 

4.その他  

・開催日当日、取材をご希望の報道関係者様は、事前にご連絡ください。

・テレビカメラの配置場所は、当日の先着順といたします。

・当日、会場では、音声ラインのご用意はできません。

・一般の方の取材は、受け付けておりません。

 

研究の詳細については、こちらをご覧ください。

20181126_プレスリリース別紙参考資料_第二弾わろてまえ劇場開催_大阪国際がんセンター

 

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