大阪国際がんセンターがん対策センター
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その他医療機関からの質問


No.1
届出票の登録内容について、教えてください。
【治療経過】
・6/13 組織診断目的でTUR-BT施行 → 浸潤性膀胱癌(cT3bN2M0)
・7/1 化学療法開始
・9/30 膀胱全摘除術

この場合の登録内容は、以下のようになりますか?
【登録内容】
・17.進展度・術後病理学的:660.手術なし又は術前治療後
・18.外科的:1.自施設で施行あり
・20.内視鏡的:1.自施設で施行あり
・23.化学療法:1.自施設で施行あり
  • 膀胱
  • TUR-BT
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.2
GTOL:がん登録オンラインシステムより届出を行ったところ、エラー(OL_E4010)となりました。
このエラーの対象者は、下行結腸がんに対して手術を行い、術後の病理結果より「高分化型管状腺癌」との診断がつきました。
また腫瘍に関して「粘膜上皮内にとどまっており、粘膜筋板を超えていません。」との記載があったため、以下の内容で登録しました。

【登録内容】
・10.病理診断:高分化型管状腺癌(8211/31)
・17.進展度・術後病理学的:400.上皮内
しかし、性状コード( /3 )と進展度・術後病理学的(400.上皮内)のパターンの組み合わせが不正であるとエラーが発生してしまいます。 この場合の入力方法は、どのようになりますか?
  • E4010
  • 管状腺癌
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.3
以下の登録をした際、エラー:診断根拠と病理診断・形態コードのパターン組み合わせが不正です。(OL_E4009)」となりました。
【登録項目】
・9.原発部位:膵頭部(C25.0)
・10.病理診断:悪性腫瘍(8000/3)
・12.治療施設:2.自施設で初回治療を開始
・13.診断根拠:4.部位特異的腫瘍マーカー
・16.進展度・治療前:499.不明
・17.進展度・術後病理学的:660.手術なし又は術前治療後
※採血検査による腫瘍マーカーより、CA19-9、CEAとも著明に高値
この症例のような場合に、エラーにならない登録方法を教えてください。
  • 診断根拠
  • 病理診断
  • 部位特異的腫瘍マーカー
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.4
当院は、全国がん登録をHos-CanR Liteで行っています。
ある症例の臨床診断より「腹膜偽粘液種(ICD-10:C78.6)」との診断がされたのですが、9.原発部位に登録する腫瘍の種類は、どの項目を選択したらよいですか?



  • 臨床診断
  • 原発部位
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.5
白血病の登録内容について、教えてください。

他疾患の加療中に行った検査結果より、急性白血病の診断となった方がいます。
確定診断には骨髄検査が必要となりますが、治療適応がなかったため対症的に加療を継続となりました。
この場合の登録内容は、どのようになりますか?

【登録内容】
・9.原発部位:白血病、骨髄(C42.1)
・10.病理診断:悪性腫瘍(8000/3)
・13.診断根拠:5.臨床検査
または確定診断がついていないため、以下になりますか?
【登録内容】
・9.原発部位:原発部位不明(C80.9)
・10.病理診断:悪性腫瘍(8000/3)
・13.診断根拠:5.臨床検査
併せて、以下の項目の登録内容も教えてください。
【登録内容】
・16.進展度・治療前:777.該当せず
・17.進展度・術後病理学的:660.手術なし又は術前治療後
当該症例が、登録対象なのかも迷いがあります。
  • 白血病
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.6
初回治療開始前の評価について、教えてください。

他院にて遠位胆管がんと診断され手術目的で入院するも、急性期疾患を発症されたため手術延期。
退院後のCTより多発肝転移を指摘されたことから、遠位胆管がんの手術適応から外れ、化学療法を予定していました。

しかし全身状態が悪かったことから当院へ救急搬送され入院後、当院での化学療法を希望されたため、治療を開始しました。
こういった場合の16.進展度・治療前は、他院にて診断された時点の情報から判断するのか、または多発肝転移より「440.遠隔転移」となるのか、教えてください。
  • 進展度・治療前
  • 胆管
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.7
がんに対して手術を施行した症例について、教えてください。
上行結腸がんに対して、腹腔鏡下による原発巣の切除術を施行しました。
術後の病理診断より「断端陰性」でしたが、領域リンパ節転移を認めました。
こういった場合は、姑息的な観血的治療ではないため、21.観血的治療の範囲は” 1.腫瘍遺残なし “としてよいですか?
  • 観血的治療
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.8
登録内容について、教えてください。
他院での経皮的針生検法により、乳がん(浸潤性乳管がん)の診断をされ、治療目的に当院へ紹介受診となった症例です。
当院では、持参されたスライドの病理検査と、乳房MRI(造影)・胸腹部単純CTを行い、手術を施行しました。
この場合の登録内容は、以下のようになりますか?
【登録内容】
・11.診断施設:2.他施設診断
・12.治療施設:2.自施設で初回治療を開始
・13.診断根拠:1.原発巣の組織診
・14.診断日:当院初診日
12.治療施設の選択において「2.自施設で初回治療を開始」とするか「3.他施設で初回治療を開始後に、自施設に受診して初回治療を継続」とするかで悩みました。
  • 乳房
  • 診断施設
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.9
16.進展度・治療前の項目について、お伺いします。

胆のう炎および胆管炎の診断で、当院入院となった症例です。
採血よりCA19-9が10,000以上の数値となっていたため各種検査を行いましたが、腫瘍性病変は指摘されていませんでした。
その後、黄疸が進行したため開腹にて手術を施行しています。
手術によって得られた病理所見より、胆のうがんが判明しました。
本症例のように、術前にはがんを疑っておらず、術後の病理結果よりがんが判明した場合の16.進展度・治療前の登録は、499.不明を選択してよいのでしょうか。
  • 進展度・治療前
  • 胆管
  • 胆のう
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.10
進展度の登録について、質問します。

前立腺肥大症の術後再発による排尿障害に対して、TUR-P(尿道的前立腺切除術)を施行しました。
その際、偶発的に前立腺がんが見つかり、ホルモン療法が開始されました。
前立腺肥大症に対して行われたTUR-Pは検査の扱いとなるため、検査から得られた情報を16.進展度・治療前に反映し、 17.進展度・術後病理学的は
660.手術なし又は術前治療後。 初回治療の項目にある24.内分泌療法の有無は、1.自施設で施行あり となりますか?
  • 前立腺
  • 進展度・術後病理学的
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.11
16.進展度・治療前について、お伺いします。

当院にて膀胱がんの診断を行った症例の登録についてです。
13.診断根拠が「膀胱鏡検査」であり、進展度の判定が難しいことから、主治医より進展度は不明と言われました。
全国がん登録届出マニュアル2022のp.42に、499.不明の説明書きとして 「容易な適用は避けて、進展度区分の判断に必要な情報がない場合、適用しま
す。」 とありますが、本症例を含め、検査の内容によって進展度が判断できない場合は499.不明としてよいのか、教えてください。
  • 膀胱
  • 進展度・治療前
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.12
9.原発部位の登録について、質問いたします。

胆管がん、総胆管がんを登録する際の9.原発部位の詳細分類は、肝外胆管(C24.0)を選択すればよいですか。





  • 胆管
  • 詳細分類
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.13
当該症例が登録対象となるかについての質問です。
腹痛の精査依頼で当院へ紹介受診となった患者が、CT検査の結果から進行膵がんを疑う所見を認めたため、他院へと紹介になりました。
この場合、当院での登録は必要となりますか?
もしくは、当院では確定診断をしているわけではないため、登録の必要はないですか?

  • がんの疑い
  • 確定診断
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.14
泌尿器科症例の登録内容について、質問させていただきます。

2017年に他院にてTUR-BTを施行され、膀胱がんと診断。
術後にBCG膀胱内注入を複数回施行されています。
2019年に膀胱内再発を認め、再度TUB-BTを施行。
ここでも膀胱がんの診断がされました。
以後、再発なく経過観察をしていましたが、持病により治療自体が困難となったため、診療は一旦終了となったとのこと。
その後、2023年に他疾患の悪化により当院へ救急搬送されました。
肉眼的血尿を認めたため、当院でTUB-BTを施行。
術後膀胱癌と診断されました。
この場合の登録内容は、以下の内容でよろしいでしょうか?
【登録内容】
・11.診断施設:2.他施設診断
・12.治療施設:4.他施設で初回治療を終了後に、自施設に受診
・13.診断根拠:1.原発巣の組織診
・14.診断日:当院にて施行したTUR-BT施行日?または当院初診日?
  • 診断日
  • 膀胱
  • TUR-BT
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.15
治療施設と診断根拠の考え方について、教えてください。

CTにて前立腺がんの疑いを指摘され、PSA測定より数値の著名な上昇を認めました。
臨床所見からは前立腺がんの存在が強く疑われましたが、全身状態や薬疹の既往等を踏まえ、経過観察の方針となりました。
この症例の場合、前立腺がんの確定診断をしてい
ないため、登録不要と考えてよいでしょうか?
もしくは、医師ががんを強く疑っているため「経過観察」を初回治療と考え、登録対象となるのでしょうか?
その場合の登録項目は、以下の内容になりますか?
【登録内容】
・12.治療施設:2.自施設で初回治療を開始
・13.診断根拠:6.臨床診断
  • 診断根拠
  • 前立腺
  • 治療施設
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.16
17.進展度・術後病理学的の項目について。

初回治療として、手術を計画された症例の術後の進展度が「420.領域リンパ節転移」でしたが、最終的になくなったときには「440.遠 隔転移」の状態でした。
この場合、初回の17.進展度・術後病理学的が「420.領域リンパ節転移」で確定されている後に「440.遠隔転移」となっているため、登録内容の修正は必
要ないと考えてよいですか?
  • 進展度・術後病理学的
  • がん診療拠点病院以外の病院
No.17
9.原発部位の詳細分類について、お問合せいたします。

当院では「がん」の診断をしておらず、詳細部位が不明な場合は、どのように登録したらよいですか?
胃の場合は「胃の2部位以上広範又は詳細部位不明」のように選択肢がありますが、大腸や膀胱等については、詳細な部位が不明な場合の登録方法がわかりません。



  • 膀胱
  • 原発部位
  • 大腸
  • がん診療拠点病院以外の病院