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研究所

がんの早期診断に有効なマーカーの検索、また化学療法や免疫療法、放射線療法などに抵抗性のがんも含めた新たな治療法の開発を行います。いずれも高度な基礎研究から臨床応用へと発展させることにより府民の健康と、ひいては我が国、世界のがん患者への貢献を目指します。

臨床研究
管理センター

当センターの基本方針のひとつである「先進医療の開発と実践」を実現するために、企業主導および医師主導の開発治験を推進し、当センター独自の臨床研究の支援を行っています。また2018年からは、認定臨床研究審査委員会を置き、センター内外の特定臨床研究の審査も実施しています。

次世代がん医療
開発センター

患者さんの生体試料などの収集や提供(Cancer Cell Portがんバンク)、治験や臨床研究にかかる支援や外部との共同研究の誘致などの支援活動を通じて、病院や研究所との架け橋となり、基礎研究や臨床研究の推進・普及のために活動しています。

がん対策センター

1962年から継続している大阪府がん登録を基盤に、大阪府がん対策推進計画など、科学的根拠に基づくがん対策の立案および進捗管理で大阪府と協働することに加え、病院や研究所等とともに大阪国際がんセンターを構成する柱の一つとして、その理念の実践に取り組んでいます。

がん患者さんの10年生存率に関して、当センター職員への取材内容が取り上げられました。〔平成28年2月22日 毎日新聞〕

がん患者さんの10年生存率に関して、Q&A方式でまとめられたとてもわかりやすい記事です。がん予防情報センター疫学予防課の伊藤ゆり研究員の研究グループが一昨年に報告した最新の情報を反映したPeriod法による10年生存率とがんサバイバーの方向けのサバイバー5年生存率について、下記のとおり紹介されました。 http://mainichi.jp/articles/20160222/ddm/003/070/091000c

〔平成28年2月22日 毎日新聞〕

 

【取材を受けた伊藤ゆり研究員からのコメント】

 

がんサバイバー生存率という新しい生存率の見方は、がん患者さんが診断されてからの経過年数に応じたその後の5年生存率を示すもので、療養中・経過観察中のがんサバイバーの皆様にとっての新しい生存率情報として発信しています。

 

診断から年数が経過すると、その後の5年生存率は次第に100%に近づいていくがんが多く、療養中・経過観察中のがんサバイバーの方にとって希望の持てる情報になるのではないかと思っています。

 

6府県の地域がん登録資料を用いているため、一部の病院のデータだけでなく地域で発生した全てのがん患者さんを対象とした偏りの少ないデータに基づいています。以下のサイトより、15歳以上の23部位および小児がん、AYA世代の部位別・性別・年齢階級別・進行度別にPeriod法による10年生存率、がんサバイバー生存率が参照できますので、ぜひご覧下さい。

 

研究班(J-CANSIS)の冊子のダウンロード(部位別の詳細な表・グラフがあります。) https://oici.jp/ocr/data/data2/j-cansis.html

 

国立がん研究センター:最新がん統計(一番下の方にあります。)

http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html

 

ヘルスナッジという健康情報Webサービスでも、この記事についてご紹介しています。

http://healthnudge.jp/10094#

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