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研究所

がんの早期診断に有効なマーカーの検索、また化学療法や免疫療法、放射線療法などに抵抗性のがんも含めた新たな治療法の開発を行います。いずれも高度な基礎研究から臨床応用へと発展させることにより府民の健康と、ひいては我が国、世界のがん患者への貢献を目指します。

臨床研究
管理センター

当センターの基本方針のひとつである「先進医療の開発と実践」を実現するために、企業主導および医師主導の開発治験を推進し、当センター独自の臨床研究の支援を行っています。また2018年からは、認定臨床研究審査委員会を置き、センター内外の特定臨床研究の審査も実施しています。

次世代がん医療
開発センター

患者さんの生体試料などの収集や提供(Cancer Cell Portがんバンク)、治験や臨床研究にかかる支援や外部との共同研究の誘致などの支援活動を通じて、病院や研究所との架け橋となり、基礎研究や臨床研究の推進・普及のために活動しています。

がん対策センター

1962年から継続している大阪府がん登録を基盤に、大阪府がん対策推進計画など、科学的根拠に基づくがん対策の立案および進捗管理で大阪府と協働することに加え、病院や研究所等とともに大阪国際がんセンターを構成する柱の一つとして、その理念の実践に取り組んでいます。

アラガン社製の乳房再建用エキスパンダー、乳房インプラントの挿入術を受けられた皆さまへ

アラガン社製の上記製品の挿入部において稀に発生する合併症「ブレスト・インプラント関連未分化大細胞型リンパ腫(BIA-ALCL)」に関連し、同社は世界市場から自主回収、販売停止をすることを7月25日に公表しました。

 

BIA-ALCLはT細胞性リンパ腫の一種で、乳がんとは異なる悪性腫瘍です。発生率は3800分の1~30000分の1と報告されています。インプラント周囲に液体がたまり、大きく腫れることで始まることが多いとされています。

 

アラガン社の乳房再建用エキスパンダー、乳房インプラントは、日本では唯一健康保険で認可されている製品です。当センターでは当分の間、乳房切除と同時のティッシューエキスパンダー挿入術ができなくなります。現在ティッシューエキスパンダーを留置している方は、この後、インプラント挿入ではなく自家組織での再建を考慮するか、より安全性の高い乳房インプラント製品の日本への導入(未定)をお待ちいただくことになります。

 

既に乳房インプラントが挿入されている場合、米国FDAや、それ以前に流通停止を決定していたEU、カナダでは、無症状の方に対する予防的なインプラント摘出手術は推奨していません。腫れやしこりがないかを自分でチェックするように推奨しています。

 

今後はインプラントの破損や合併症の発見のために、最低2年に1度(できれば毎年)定期受診を継続していただきますようお願いします。不明な点がございましたら、診察時に主治医までおたずねください。

 

なお、アラガン社のホームページにおける「患者様とご家族の皆さまへ」のアドレスは以下のとおりです。

prod.azureedge.net/allerganjapan/allerganjapan/media/allergan-japan/patients/患者様へのお知らせ_ナトレル製品の自主回収_20190802_v2.pdf20190801.pdf

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