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研究所

がんの早期診断に有効なマーカーの検索、また化学療法や免疫療法、放射線療法などに抵抗性のがんも含めた新たな治療法の開発を行います。いずれも高度な基礎研究から臨床応用へと発展させることにより府民の健康と、ひいては我が国、世界のがん患者への貢献を目指します。

臨床研究
管理センター

当センターの基本方針のひとつである「先進医療の開発と実践」を実現するために、企業主導および医師主導の開発治験を推進し、当センター独自の臨床研究の支援を行っています。また2018年からは、認定臨床研究審査委員会を置き、センター内外の特定臨床研究の審査も実施しています。

次世代がん医療
開発センター

患者さんの生体試料などの収集や提供(Cancer Cell Portがんバンク)、治験や臨床研究にかかる支援や外部との共同研究の誘致などの支援活動を通じて、病院や研究所との架け橋となり、基礎研究や臨床研究の推進・普及のために活動しています。

がん対策センター

1962年から継続している大阪府がん登録を基盤に、大阪府がん対策推進計画など、科学的根拠に基づくがん対策の立案および進捗管理で大阪府と協働することに加え、病院や研究所等とともに大阪国際がんセンターを構成する柱の一つとして、その理念の実践に取り組んでいます。

NEW!! 看護部の今どきユニフォームお披露目~ユニフォームの2色使いとジェンダーレス~

看護部では、2022年10月から新時代に合わせたユニフォームへ5年ぶりにモデルチェンジしました!
何が変わったかって? それは、看護部がこのユニフォームに込めた2つの思いで説明します!

働き方改革への思い

1つ目は、働き方改革への思いです。今回、日勤者はネイビー/ピンク、夜勤者はワインレッド/ピンクとユニフォームの色を変えました。看護師の勤務時間の見える化です。今までは、勤務交代をしても誰が日勤で、誰が夜勤かが分からず、ついうっかりと残業中の看護師に声を掛けてしまうことがありました。しかし、今回の2色使いによって、勤務時間が過ぎてもユニフォームの色で残業をしている人が一目瞭然になりました。それによってみんなが時間や優先度・重要性を意識しながら、勤務終了後には少しでも早く帰してあげようという助け合いの組織風土と、時間外勤務の減少につながることを目指しています。そのため看護師以外の医師や多職種の方へも、この取り組みを理解していただき、ご協力いただければと思っています。このような考え方は、職員の行動を強制するのではなく、自然な形で誘導する「ナッジ理論」に基づいています。

ジェンダーレスへの思い

2つ目は、ジェンダーレスへの思いです。国連が定める持続可能な開発目標(SDGs)のうち、5つ目の目標が「ジェンダー平等を実現しよう」です。今までのユニフォームは男性はブルー、女性はピンクと、上着の色を区別していましたが、今回はユニフォームでその取り組みを表現してみました。ジェンダーレスは、男女の文化的・社会的な差をなくしていこうという考え方を意味します。看護部の理念にもあるように、「多様性への対応」を目指す私たちは、「今を大切に」「自分らしく」「その人らしく」をモットーにしています。そのため、“大阪国際がんセンターの看護師”として、患者さんだけでなく職員同士でも、多様な価値観を認め合えるそんな看護組織を目指しています。
今回、ユニフォームのモデルチェンジによって、患者さんや他の職員の方から、「かっこよくなったね」というお褒めのお言葉を多数頂いております。看護部一同、気持ちも新たに、さらなる看護の専門性の発揮と、役割を担っていけるように、取り組んでいきたいと思っています。