がん患者さんの10年生存率に関して、当センター職員への取材内容が取り上げられました。〔平成28年2月22日 毎日新聞〕
がん患者さんの10年生存率に関して、Q&A方式でまとめられたとてもわかりやすい記事です。がん予防情報センター疫学予防課の伊藤ゆり研究員の研究グループが一昨年に報告した最新の情報を反映したPeriod法による10年生存率とがんサバイバーの方向けのサバイバー5年生存率について、下記のとおり紹介されました。 http://mainichi.jp/articles/20160222/ddm/003/070/091000c
〔平成28年2月22日 毎日新聞〕
【取材を受けた伊藤ゆり研究員からのコメント】
がんサバイバー生存率という新しい生存率の見方は、がん患者さんが診断されてからの経過年数に応じたその後の5年生存率を示すもので、療養中・経過観察中のがんサバイバーの皆様にとっての新しい生存率情報として発信しています。
診断から年数が経過すると、その後の5年生存率は次第に100%に近づいていくがんが多く、療養中・経過観察中のがんサバイバーの方にとって希望の持てる情報になるのではないかと思っています。
6府県の地域がん登録資料を用いているため、一部の病院のデータだけでなく地域で発生した全てのがん患者さんを対象とした偏りの少ないデータに基づいています。以下のサイトより、15歳以上の23部位および小児がん、AYA世代の部位別・性別・年齢階級別・進行度別にPeriod法による10年生存率、がんサバイバー生存率が参照できますので、ぜひご覧下さい。
研究班(J-CANSIS)の冊子のダウンロード(部位別の詳細な表・グラフがあります。) https://oici.jp/ocr/data/data2/j-cansis.html
国立がん研究センター:最新がん統計(一番下の方にあります。)
http://ganjoho.jp/reg_stat/statistics/stat/summary.html
ヘルスナッジという健康情報Webサービスでも、この記事についてご紹介しています。