希少がんセンター

概要

　希少がんセンターは多くの診療科・部門の医師、看護師、薬剤師、社会福祉士、さらに基礎研究者、疫学研究者等の多職種で構成されています。診療面では的確な診断とベストの治療を実践することに加えて、新しい治療法の開発を推進します（※）。また、多職種の連携で、患者さんの相談支援と情報提供に努めていきます。さらに、関西～西日本のがん診療拠点病院と連携することにより、希少がん診療のネットワーク作りを行い、国立がん研究センターをはじめ、全国の希少がんセンターとも連携・協力して、情報交換をすることにより、我が国全体の希少がんの状況の改善に努めます。

（※）「希少がんセンター」は診療科ではありませんので、診療のお申込みにつきましては、各診療科が窓口となります。

「希少がんセンターの紹介動画」（内容は２０２２年２月現在のものです）

希少がんホットライン（希少がん相談）

希少がんセンターでは患者さん・ご家族、一般の方、さらには医療関係者のご相談に対応するため、直通相談ダイヤル「希少がんホットライン」を設けています。専任の看護師（または社会福祉士）が＜希少がん＞に関するご相談をお受けします。

希少がんセンター（希少がんホットライン）ちらし　

希少がんセンター関連セミナー

※お申し込みや詳細などは、各セミナー・イベントの主催または各ホームページに記載の問い合わせ先へご確認ください。

全国の希少がんホットライン

神経内分泌腫瘍に関するお知らせ

• ・神経内分泌腫瘍（NEN）カンファレンスを月一回実施しており、多くの診療科で連携を行い、一人一人のNEN患者さんの病状や治療方針の共有と検討し最善の治療が提供できるように努めています。
• ・2021年6月に保険承認されたペプチド受容体放射性核種療法（PRRT）は、“特別な措置を講じた病室”にて実施しています。

  

  図　当センターの特別な措置を講じた病室

  

  図　直腸神経内分泌腫瘍の肝転移(NET-G2)に対するPRRTの一例

• ・当センターは、神経内分泌腫瘍の専門施設として認定され、がん情報サービスに公開されています。

  がん情報サービス
  https://hospdb.ganjoho.jp/kyoten/detail/rarecancer/A27001?cf_rare_cancer_type=107

  がんサポート
  https://gansupport.jp/article/cancer/nonesuch/nonesuch02/33957.html

  ・当センターが参加している治験をご紹介します。

  JCOG2107E（試験略称：CELEBRATE）試験
  治験概要：神経内分泌がんに対する一次治療の標準治療である化学療法のエトポシド＋カルボプラチン（EC）療法に、免疫チェックポイント阻害薬のデュルバルマブを上乗せで投与し、その効果を検討する多施設共同医師主導治験です。
  https://www.ncc.go.jp/jp/information/pr_release/2024/0919/index.html