遺伝子診療部 がんゲノム診療科

お知らせ令和元年7月1日

本年6月1日付で「OncoGuide NCCオンコパネルシステム」「FoundationOne® CDxがんゲノムプロファイル」の2つのがん遺伝子パネル検査が保険収載されましたが、大阪国際がんセンターでこれらの保険診療によるがん遺伝子パネル検査は準備中で開始しておりません。現在は下記の先進医療のみ実施しております。新しい情報はホームページでお知らせして参ります。

  • 診療内容 / 実績

最先端の遺伝子解析を用いて、がんの個別化医療を行います

がん細胞の遺伝子情報(がんゲノム)が、がん治療において重要な役割を果たすことが明らかになり、がんゲノムの解析に基づく「がんゲノム医療」が展開されてきています。これまでは一人ひとりの患者さんのがんの遺伝子情報を包括的に解析することは困難でしたが、現在は、高速で遺伝子配列の解析が可能な次世代シークエンサーを利用した遺伝子パネルを用いて、個々のがんに存在する数十~数百の遺伝子を一度に短期間で調べることができます(遺伝子パネル検査)。検査によりがん特有の遺伝子変化が見つかった場合、その変化に対応した有効な治療が選択できる可能性があります。

診療の内容

診療科の枠組みを越えて、一人ひとりの患者さんに最適な治療を検討します。がんの遺伝子の状態を調べた結果、最適な治療法が見つかればその治療を受けるためのサポートを行います。例えば、最近調べることが可能となったMSI(マイクロサテライト不安定性)検査で高い(MSI-high)となった患者さんにおいては、診断名にかかわらず(例えば大腸がんでも、子宮がんでも)ペムブロリズマブという免疫療法剤が有効性を示します。保険で使用できる有効な薬剤が見つからない場合でも、治験(研究中の薬剤を用いた実験的治療)が行われていれば、それに参加するための情報を患者さんにお伝えします。

先進医療

マルチプレックス遺伝子パネル検査
料金:248,777円(1人1回)
○先進医療の流れ
先進医療の流れ
先進医療の流れ
◎検査結果後、ご希望により遺伝カウンセリングを受けることができます。
(注)この先進医療は、大阪国際がんセンターにて治療中であり、当センターに病理組織標本がある患者さんを対象に実施しています。

紹介いただく先生方へ

現在、上記先進医療は、既に大阪国際がんセンターで治療中の患者さんを対象として実施しております。保険診療でのがん遺伝子パネル検査につきましては、体制が整いましたらご案内いたします。

また、腫瘍検体を用いたMSI(マイクロサテライト不安定性)検査のご依頼については、下記をご参照ください。