婦人科
- 診療内容 / 実績
- スタッフ紹介
- 外来診療表
がんを患った女性に対して優しいケアを心がけています。
婦人科領域の悪性腫瘍を中心に、婦人科疾患の診断と治療を行っています。悪性腫瘍の診断についてはMRI、CT、PET/CT、超音波検査などを駆使し、術前の的確な診断に努めるとともに、進行がんに対しては徹底的な手術摘出に化学療法と放射線治療を組み合わせた集学的治療を精力的に行い、わが国でも有数の治療成績を挙げております。一方、初期がんに対しては積極的に臓器温存を図り、より侵襲の少ない安全な縮小手術での完全治癒をめざしQOLの向上にも努めています。
子宮体がんに対する腹腔鏡下根治術はもちろんのこと,子宮頸がんに対するロボット支援下腹腔鏡下手術にも取り組みminimaly invasive surgeryを積極的に進めております。
主要疾患
子宮頸がん、子宮体がん、卵巣がんなどの悪性腫瘍
治療ポリシー
○がんを患った女性が少しでも楽になれるよう、心にも身体にも優しいケアを心がけます。
○よりよい治療が提供できるよう、さまざまな臨床試験を行っています。
主な治療について
子宮頸がん
進行度 | 治療法 | 入院・外来 | 治療日数 |
---|---|---|---|
0期 | CIN(レーザー手術・LEEP) | 外来 | 1日 |
CIN3(円錐切除) | 入院 | 4日 | |
Ia期 | 円錐切除 | 入院および外来 | 4日 |
単純子宮全摘 | 入院 | 10日 | |
Ib・II期 | 広汎子宮(頸部)全摘 | 入院 | 2~3週間 |
放射線療法 | 入院 | 6週間 | |
進行がん(III・IV期) | 放射線療法・化学療法 | 入院 | 進行度により異なる |
- レーザー蒸散術・LEEP
- CIN2-3に対する治療で,外来で行うことが可能です(対象は一部の患者様に限られます)。早期発見が大切です。
- 子宮頸部円錐切除
- CIN3に対する治療で,お腹を開くことなく患部のみを腟からアプローチして切除します。妊孕性温存希望あれば子宮頸がんIa期でも行われます。
- 広汎子宮(頸部)全摘術
- 子宮頸がんIb~II期に対する標準的な手術です。子宮頸部のまわりを広く摘出します。骨盤リンパ節摘出も合わせて行われます。妊孕性を温存するために子宮頸部のみを摘出し,子宮体部と腟管をつなぎ合わせる頸部広汎切除も行っています。
子宮体がん
進行度 | 治療法 | 入院・外来 | 治療日数 |
---|---|---|---|
早期癌がん(I~III期) | 根治的手術±化学療法 | 入院 | 2週間 |
進行癌がん(IV期・再発) | 放射線療法・化学療法 | 入院 | 進行度により異なる |
卵巣がん
進行度 | 治療法 | 入院・外来 | 治療日数 |
---|---|---|---|
早期癌がん(I~III期) | 根治的手術±化学療法 | 入院 | 2~3週間 |
進行癌がん(IV期・再発) | 腫瘍原料手術±化学療法 | 入院 | 進行度により異なる |
診療実績
新規 悪性腫瘍症例 診療実績 ( 2013-2017年)
治療年 | 子宮頸癌 | 子宮体癌 | 卵巣癌 | 外陰癌 | 腟癌 | |||||||||||||
総数 | 手術 | 放射線 | 総数 | laparo | ||||||||||||||
2013 | 61 | 41 | 16 | 55 | 17 | 40 | 3 | 2 | ||||||||||
2014 | 59 | 36 | 20 | 65 | 23 | 35 | 1 | 1 | ||||||||||
2015 | 80 | 47 | 31 | 71 | 24 | 36 | 1 | 2 | ||||||||||
2016 | 78 | 56 | 18 | 88 | 23 | 50 | 6 | 1 | ||||||||||
2017 | 88 | 61 | 26 | 83 | 30 | 55 | 5 | 4 | ||||||||||
治療症例数 | 366 | 241 | 111 | 362 | 117 | 216 | 16 | 10 |
子宮頸癌 5年全生存割合 (2008-2012年 治療開始症例)
進行期 | 症例数 | 5年全生存割合 |
---|---|---|
I期 | 191 | 90.3 |
II期 | 53 | 72.7 |
III期 | 23 | 34.8 |
IV期 | 24 | 34.4 |
子宮体癌 5年全生存割合 (2008-2012年 治療開始症例)
進行期 | 症例数 | 5年全生存割合 |
---|---|---|
I期 | 105 | 97.0 |
II期 | 12 | 75.0 |
III期 | 32 | 74.6 |
IV期 | 16 | 25.6 |
卵巣癌 5年全生存割合 (2008-2012年 治療開始症例)
進行期 | 症例数 | 5年全生存割合 |
---|---|---|
I期 | 60 | 100.0 |
II期 | 15 | 80.0 |
III期 | 49 | 53.3 |
IV期 | 18 | 38.9 |
学会認定
● 日本婦人科腫瘍学会専門医制度指定修練施設
● 日本産婦人科学会専門医制度卒後研修指導施設
● JGOG(婦人科悪性腫瘍研究機構)登録参加施設
● JCOG(日本臨床腫瘍研究グループ) 婦人科グループ参加施設
スタッフ紹介
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主任部長
上浦 祥司
-
副部長
久 毅
職 名 | 氏 名 | 専門分野 | 認定医/専門医/指導医 |
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主任部長 | 上浦 祥司 | 婦人科がん 腫瘍免疫学 |
日本産科婦人科学会専門医 日本婦人科腫瘍学会指導医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 婦人科内視鏡手術技術認定医 大阪大学医学部臨床教授 |
副部長 | 久 毅 | 婦人科がん 内視鏡手術 |
日本産科婦人科学会専門医・指導医 婦人科内視鏡手術技術認定医 外科内視鏡手術技術認定医 日本婦人科腫瘍学会専門医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 日本臨床細胞学会細胞診専門医 |
副部長 | 松崎 慎哉 | ||
医長 | 渡辺 正洋 | 日本産科婦人科学会専門医・指導医 婦人科内視鏡手術技術認定医 外科内視鏡手術技術認定医 日本がん治療認定医機構がん治療認定医 |
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レジデント | 前田 通秀 | ||
レジデント | 角田 紗保里 | 日本産科婦人科学会専門医 | |
レジデント | 小泉 舞 | ||
レジデント | 坂口 仁美 |
外来診療表
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |||||
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AM | PM | AM | PM | AM | PM | AM | PM | AM | PM | |
63 | 上浦 | 院外初診 | 久 | 上浦 | 久 | |||||
64 | ||||||||||
65 | ||||||||||
66 | 松崎 | 渡辺 | 渡辺 | 松崎 | ||||||
67 |