大阪国際がんセンター臨床栄養委員会監修「メディカルレシピ®」を公開しました。

Press Release

2020年6月19日

 

大阪国際がんセンター臨床栄養委員会監修「メディカルレシピ®」を公開しました。

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 地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター(以下、当センター)は、一般社団法人メディカルサイエンスベーストリソース研究所が開発し、当センターの臨床栄養委員会が監修した「メディカルレシピ ®」を、公式ホームページに本日公開しました。

 がんの患者さんは、化学療法や放射線治療を受けた際に、食事の味や香りに対して変化を感じる場合があります。また消化器の手術後や他の要因により下痢や便秘を起こすことで、患者さんのご家族などお世話をする方の不安を招くことが生活改善期に問題となります。

 このたび、一般社団法人メディカルサイエンスベーストリソース研究所が患者さんの食生活におけるQOL向上を目指し開発したレシピを、がん患者等の栄養・食事療法にかかる有益な情報の活用を推進する当センターの臨床栄養委員会が監修、同研究所が「メディカルレシピ®」として取りまとめ、当センターの公式ホームページに公開しました。ご活用くださいますようお願いします。

<「メディカルレシピ®」ホームページ>
https://oici.jp/hospital/patient/eiyoukannr/recipe/

<臨床栄養委員会名簿>
https://oici.jp/file/202006/rinshoeiyomeibo_2020.pdf

 

 

■メディカルサイエンスベーストリソース研究所(MSBR)

メディカルサイエンスベーストリソース研究所は平成27年に地方独立行政法人大阪府立病院機構 遠山理事長(元大阪大学院医学系研究科長および医学部長)が病者用の病院食を医学的エビデンスに基づき専門医や研究所の協力を得て設立されました。

各疾患ごとの患者様や介護者に利活用頂き、医師と看護師、薬剤師、栄養士が共に生活者の為にデータをバンキングし尚且つ美味しく提供出来るようにとの趣旨で研究開発を行ってまいります。お薬と食事の分子成分と栄養成分の相互作用に於いても有効使用と禁忌を明確にし医療的見地からより患者様と共に病理の快復に向けた研究を行ってまいります。「医療専門家のみの治療から患者様をサポートする家族を含めた介護者が、共に診断と処方に基づく適正な生活を送る為にも弊害を越えて、より深く、人間の真の幸福に結び付けて考えられるようにすべきであるという視点に立って、この研究所の名前でもある「メディカルサイエンスベーストリソース研究所」と言う医学的エビデンスを大事にがんを含めた治療的医療栄養学、臨床栄養学を基本にすえた研究データのバンキングを発展させてまいりたいと思っています。

メディカルサイエンスベーストリソース研究所は、医師と専門薬剤師並びに栄養士の調和、病者用各疾患に適した食事のレシピと食材等の需給の長期安定のみならず、医療を取り巻く様々な課題を踏まえつつ、新しい時代の医療と介護を社会の合意の下に模索すべく、広くわが国の各分野の英知を結集し、考察を進める場としての役割を担うことで、わが国の医療と福祉の発展に寄与してまいります。

 

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