外国人患者受け入れサポートチーム

当センターの外国人患者受け入れサポートチームは、がん専門病院で働く職員として海外患者さんの受診状況の多様性に対応し、外国人患者さんにも日本人患者さんと同様に安全で質の高いがん医療とサービスを提供したいという観点から、2019年に多職種協働チームとして結成されました。
外国人患者さんが受診された場合、今までコミュニケーションや文化の壁によって、さまざまなトラブルが発生しておりましたが、私たち外国人患者受け入れサポートチームは国際部と連携し、それらの問題を事前に把握し対応していけるよう心掛けています。サポートチームのメンバーには、医師、看護師だけでなく、薬剤師や事務員と多職種が含まれていて、情報を共有しながら対応に当たっております。今後は放射線技師や臨床検査技師などの参加も予定しており、さらなるチーム医療の推進に向けて取り組んでいきたいと考えています。また、メンバーの中には、外国人患者受け入れコーディネータ―の修了者や、日本国際看護師も多数含まれており、外国人患者さんの多様性を一つの個性と捉え、がんになってもその人らしく生きられる支援を目指して取り組んでおります。
当センターはジャパンインターナショナルホスピタルズ（JIH）認証施設でもありますが、在留外国人患者の多い大阪府の中心に立地し、今後はますます外国人患者さんへの対応力を求められることと思います。
これらの社会のニーズ、そして職員のニーズ、そして何より患者さんのニーズに対応するべく、チームとしてのさらなる取り組みを続けてまいります。