肺がんセンター
- 診療内容 / 実績
肺がんセンターを新設しました（2024年4月1日）
概要
肺がん（の疑い）と言われた方、あるいはご家族・親しい方が肺がん（の疑い）と言われた方へ：
どんな検査を受けるのか？どんな治療がよいのか？自分（あるいはご家族や親しい方）は今後どうなってしまうのか？と不安な気持ちでお過ごしのことと思います。ひょっとすると、「肺がんは、難しい病気、治らない病気。」と思っていらっしゃるかもしれません。決してそんなことはありません。当センターでは、多くの方が肺がんと向き合い、検査、治療を受け、そして同時にそれぞれの生活を過ごしていらっしゃいます。
さまざまな医療の進歩により、早期の肺がんは手術などにより高い確率で治りますし、また進行した肺がんであっても、治療しながらご自身の日々の生活を送っていくことができる病気に変わってきています。
あなたの病気が肺がんであった場合、どんな治療がいちばんよいのでしょうか。治療からできるだけスムーズに回復するために、あるいは治療中におこったいろんな困りごとにどのように対応したらよいのでしょうか。検査や治療に追われるばかりでなく、尊厳をもって安心して生活できるにはどうしたら良いでしょうか。このような患者さんのかかえている問題にさまざまな診療科の医師に加え、看護師、薬剤師、検査技師、理学療法士など多くの職種が協力して対応することを目的として肺がんセンターを開設しました。
治療の特色・実績
毎週、呼吸器外科、呼吸器内科、放射線診断・IVR科による肺がんキャンサーボードを行い、患者さんの肺がんの種類、病期分類、合併症、治療に対するご希望などについて詳細に検討し、今後の検査や治療方針について決定しています。今後の診療に役立てるために、病理勉強会などを行い研鑽や診療技能の向上に努めています。
当センターの肺がん治療成績は全国がんセンター協議会の生存率協同調査報告（https://www.zengankyo.ncc.go.jp/etc/index.html）において、全国のトップクラスの治療成績を示しました。肺がんセンターを設立し、われわれの治療をより多くの患者さんに提供できるよう努めるとともに、さらなる治療成績の向上を目指しています。
