第58回 一工夫でヘルシーにアレンジできるクリスマスメニュー
クリスマスメニューは高カロリーというイメージがあると思います。そこで今回は、食材や調理法を工夫してヘルシーで簡単にできるクリスマスメニューをご紹介します。普段の食事やおもてなし料理としても活用していただけると思いますので参考にしてみてください。
ミニ雑学では『冬野菜』について調べました。
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ミニ雑学 : 冬野菜
最近は一年を通して同じ野菜が季節を問わず店頭に並んでいるので、それぞれの野菜の旬がいつなのかがわかりづらくなっています。そこで今回は旬の冬野菜について少しご紹介したいと思います。
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- かぶ
- ビタミンCが多く含まれています。ビタミンCは水に溶けやすいため、生で食べると最も効率よく摂取することができます。また、葉の部分も栄養が豊富でビタミンA、ビタミンC、カリウムなどを含んでいます。和え物や炒め物にするとおいしく食べられますので、葉も捨てずに利用しましょう。
- れんこん
- れんこんは主に炭水化物で、その他にもビタミンC、B1、B2、などのビタミン類やカリウム、食物繊維などを含んでいます。
- ゆりね
- ビタミンCを多く含みます。ゆりねに含まれているビタミンCは、加熱による損失が少ないという利点があります。
- 山芋
- 良質なでんぷんが豊富でビタミンC、B1、B2、カリウム、食物繊維などを比較的多く含んでいます。また、山芋のネバネバはムチンという栄養成分で、でんぷんの消化・吸収を助ける働きがあります。
【食生活をコントロールし、快適な年末・年始を過ごしましょう】
クリスマスが過ぎると忘年会や新年会、お正月などでカロリーの高い宴会料理やおせち料理が続き食べ過ぎや飲み過ぎになりがちです。そのため、普段とは違う生活リズムで血糖コントロールが乱れてしまうという方もいらっしゃるかもしれません。大勢で食事をするときは自分の食べる分をお皿に取り分けるようにし、食べる量や栄養のバランスに気をつけましょう。
また、おせち料理は比較的、炭水化物に偏ったものが多く、そして作り置きするために味付けは濃いものが多いのでおせち料理だけで栄養バランスを整えるのは難しいかと思います。おせち料理で不足しやすい野菜や海草類は、お浸しやサラダなどにして補って取り入れるようにしましょう。