入院中の診療・看護について

治療は原則として主治医、受持医が担当しますが、入院中の診療における処置や検査は主治医以外の担当科中心に2~3名の医師が協力して行っていきます。

医師の勤務体制の変更により主治医、受持医が交代することがあります。夜間、休日などは当直医師が診療を行う場合もあります。

看護師は、夜勤の二交替制勤務です。消灯後も看護師が定期的に巡回しています。ご用の際は、ナースコールを押してお知らせください。

当センターは、患者さまに適切な病床環境を提供するために、入院中、治療に伴い病棟を変わることや病棟内でのお部屋の変更をお願いすることがありますので、あらかじめご了承ください。

研修生の受け入れについて

当センターは、臨床研修病院の指定を受けており、さらに大学病院の研修指定施設にも選ばれておりますので、研修医などが指導医(常勤医)の監督指導を受けながら診療に携わっています。
また、医学部学生、看護大学(学校)生、薬学部学生などが、研修の一環として指導責任者とともに診療や看護などの現場に同席する場合もあります。
特定機能病院として次世代の優れた医療者を育てる任務を担っている当センターにとって不可欠な研修ですので、皆さまのご理解とご協力をお願いいたします。

臨床研究・治験について

臨床研究とは、患者さまにご協力いただき、病気の原因の解明、予防・診断・治療の改善、生活の質の向上などのために行われる医学研究のことをいいます。その中でも治験というのは、保険診療の拡充を目指し、主として新しい薬や医療機器を実用化するため、厚生労働省の定めに従って行う臨床研究をいいます。
治験は、新しい治療法を見つける、そして、薬が広く世の中で使われるようになるために必要なプロセスです。しかし、従来の治療で効果が得られなかった方でも、他ではできない新しい可能性のある治療を受けることができます。

治験のほかにも、よりよい診断や治療のために、医学的なデータを得るさまざまな臨床試験があり、これらによって得られた知見は、医学の水準向上に役立っています。当センターでは、治験・臨床研究を積極的に推進することで医学の進歩・発展に貢献しております。
患者さまにご協力いただく際には、厚生労働省のガイドラインに沿った形で、内容の説明や同意をお願いすることがあります。その際には臨床研究への参加をご考慮いただけますと幸いです。