胃がんセンター

  • 診療内容 / 実績

診療内容の概要

胃がんは古くから日本人に多く見られる疾患であり、いまだに罹患者数では男性が第2位、女性が第5位(平成 30 年)、死亡数は男性が第2位、女性が第5位(令和元年)であり、依然として治療の難しいがんとして考えられております。
その治療方法は、ガイドラインを始めとする標準的な治療(内視鏡治療、手術、化学療法、放射線治療など)をはじめ、国内外から得られるさまざまな研究の結果を集積し日々進歩してきました。特に、近年の胃がん治療の発展は目覚ましく、手術に関しては、低侵襲手術の一つとしてロボット支援手術の保険収載、薬物療法に関しては、免疫療法や分子標的治療薬の効果が示され、胃がん治療の多様化・多角化が進んでいます。
また、最近ではリハビリテーションによる筋力・身体機能維持や栄養学的なサポートの重要性も認知されるようになり、適切な支持療法は今やがん治療において不可欠と考えられています。
専門化・高度化する治療を、いかに患者さんに提案し理解していただき、受けていただくか。そして、病気だけではなく、患者さん一人ひとりの個性・社会的背景をいかに受け止め、治療の継続につなげるか。そういった課題を解決するため、胃がん治療に関わる部門が一つになり、医師と多種多様なスタッフが一丸となって患者さん目線の治療を提案し、実現する体制を構築すべく“胃がんセンター”を開設いたしました。患者さんがどの入口に来られたとしても、適切な治療方法へ導き、安心して治療を続けていただくことができるよう連携を深めて参ります。

治療の特色・実績

患者さんに対する個々の治療方針のみならず、患者さんの生活の質の向上を目的に多職種間での意見交換を定期的に実施しております。各科による治療では、より診断・治療精度を高める取り組みを行い新しい治療を実践しています。また、リハビリテーション部門、栄養管理部門では治療ごと、患者さんごとの支持療法をご提案いたします。
新しい治療方法を開発・検証する治験や先進医療を含む臨床試験などを積極的に行い、他の医療機関では受けられない治療を実施しています(当センターは、全国に 33 カ所あるがんゲノム医療拠点病院の一つとしてがんゲノム医療を推進しており、それらの結果を試験的な治療に結び付けるような取り組みを行っています)

紹介していただく先生方へ

胃がんセンターは、多くの部門が集まって運営しております。紹介していただく際には、各科〔消化管内科、消化器外科(胃外科)、放射線腫瘍科、腫瘍内科〕へご紹介、または具体的な診療科の指定が難しい場合は「胃がんセンター」 へご紹介ください。担当医にて病状を確認し、適切と思われる診療科への受診をサポート致します。各科の診療状況 につきましては、当センターホームページ(病院サイト)「診療科・部門のご案内」をご覧ください。

受診を検討されている患者さんにおかれましては、受診についての疑問などに対するサポートを目的として、消化器外 科(胃外科)にて個別のメール相談(無料)(gastriccancer@oici.jp)に対応しております。

※個別のメール相談は、当院で治療をご希望の方のみでお願いします。

関連リンク

インターネットによる初診申し込みはこちら

https://oici.jp/hospital/patient/internet-syoshin/

胃外科グループはこちら

https://oici.jp/hospital/department/gansenmoni/syoukakigeka/igeka/

第101回成人病公開講座 「がんロボット手術 ~がんロボット手術センター新設~」

問い合わせ先:

胃がんに関するご相談や受診・セカンドオピニオンのご希望などは相談支援センターにご連絡いただけますと我々が対応いたします。

センター長 / 山本 和義
副センター長 / 上堂 文也

関連サイト

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総合受付06-6945-1181 月曜日~金曜日(祝日除く) 午前9時~午後5時30分