脳循環内科(神経内科)
- 診療内容 / 実績
- スタッフ紹介
- 外来診療表
がん患者さんが抱える脳血管障害や神経内科疾患の診療を行います。
がんの専門病院である当センターでの当科の役割は、がん患者様に合併する脳血管障害や神経内科疾患の診断・治療・再発予防を行うことです。さらに成人病(高血圧、糖尿病、脂質代謝異常症)や心疾患(不整脈、弁膜症、虚血性心疾患など)に併発する脳梗塞(ラクナ梗塞、アテローム血栓性脳梗塞、心原性脳塞栓症)や脳出血などの脳血管障害を早期に診断し介入治療を行い、一方では一次予防にも力を注いでおります。
神経内科疾患に関しては、通院可能なパーキンソン病、脊髄小脳変性症などの神経変性疾患、多発性硬化症、重症筋無力症、末梢神経障害などの免疫代謝異常、さらに認知症、てんかん、めまい、頭痛などに対して外来通院による診断、治療を行っております。
現在当科の診療対象となる患者さんは、当センターに通院・入院患者さんのみとなっております。地域の先生方からの受け入れができませんので、今後、受け入れ可能となりましたら、改めてご連絡致します。
主要疾患
脳血管障害、神経免疫疾患、神経変性疾患、神経内科疾患一般
治療ポリシー
○担がん状態での特有なリスクとベネフィットを考慮しながら、患者さまが納得のいく治療と再発予防を行います。
○動脈硬化リスク管理についてなど、疾患に対する教育・指導も積極的に行います。
主な検査・診断について
CT、CTA、MRI、MRA、頸部超音波血流検査、脳血流スペクト、脳波検査など
主な治療について
- 術前評価
- MRIやMRAなど最新の検査方法を駆使して、脳や血管の状態を測定し、客観的なデータに基づき定量評価。患者さんの手術適応能力を正確かつ的確に把握します。
- 早期リハビリテーション(急性期リハ)
- 出現した症状に対してリハビリテーション部と密に連絡を取りながら、早期からリハビリテーションを行っています。
- 院内発症の疾患や脳ドッグで発見された疾患の精査、加療、再発予防
- 【主な疾患】院内発症の疾患・・・脳梗塞、パーキンソン病、認知症、脊髄小脳変性症など脳ドックで発見された疾患・・・頸動脈、頭蓋内動脈の狭窄・閉塞、無症状性脳梗塞など。
- 患者さんへの教育指導
- 動脈硬化リスク管理についてなど疾患に対する教育・指導を行っています。
診療実績
令和5年実績(令和5年1月1日~12月31日)
術前評価 | 565例 |
頸動脈・頭蓋内血管狭窄 | 510例 |
脳梗塞 | 64例 |
脳出血 | 3例 |
脳炎・脳症(irAEを含む) | 34例 |
めまい・ふらつき | 10例 |
認知症 | 34例 |
末梢神経障害(irAEを含む) | 57例 |
筋疾患(irAEを含む) | 22例 |
傍腫瘍神経症候群 | 9例 |
- 【その他】
- 自己免疫性辺縁系脳炎、可逆性後頭葉白質脳症、ギラン・バレー症候群、慢性炎症性脱髄性多発神経根炎、多発性脳神経障害、癌性小脳変性症、癌性脳髄膜症、転移性脳腫瘍、転移性脊髄腫瘍など
学会認定
● 日本神経学会認定教育施設
● 日本脳卒中学会認定研修教育施設
スタッフ紹介
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主任部長
大江 洋史
職 名 | 氏 名 | 専門分野 | 認定医/専門医/指導医 |
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主任部長 | 大江 洋史 | 脳血管障害 神経内科一般 |
日本脳卒中学会認定専門医・評議員 日本神経学会認定専門医・代議員 日本医師会認定産業医 大阪府立大学大学院非常勤講師 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
非常勤 | 船内 正裕 | 神経内科一般 脳血管障害 |
日本内科学会総合内科専門医・認定医 日本神経学会専門医 日本脳卒中学会認定専門医 日本医師会認定産業医 がん診療に携わる医師に対する緩和ケア研修会修了 |
外来診療表
診察室 | 月 | 火 | 水 | 木 | 金 | |||||
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AM | PM | AM | PM | AM | PM | AM | PM | AM | PM | |
2 | 船内 | |||||||||
34 | 大江洋 | 大江洋 |
☆は非常勤医師です