病院概要

病院長からのごあいさつ

大阪国際がんセンター(OICI:Osaka International Cancer Institute)の理念である“「患者の視点に立脚した高度ながん医療の提供と開発」の下、今後も一貫した方針で臨む所存です。

 

さて、OICI の職員は患者さんや連携医療機関の「一日でも早く治療を受けたい」という願いを実現することに全力を投入してきました。2023 年度の病床利用率は85.8%、平均在院日数は7.9日です。これはもう少し長く入院したい気持ちを抑えて、“後の患者さんのためにお互いさまという気持ち”で退院される患者さんや、入院できないのはなぜかを考え、日々診療プロセスを改善してきた全職員の努力のたまものです。2024 年度の病床利用率の目標は90.0% で、“一日でも早く”に加えて“一人でも多く”の患者さんに治療を受けていただきたいと思っています。ただいくら早く入院できても診療の質(quality) や患者サービスが伴わないと本末転倒です。そのため徹底した業務の効率化により医業収益を上げ、予算を医療や患者サービスに回さなくてはなりません。患者サービスには医療を行う medical service とそれ以外の non-medical service があります。OICIの場合 medical service はあえて努力しなくても進歩しますが、non-medicalservice の進歩は医療者が忘れがちになるため、意識して努力する必要があります。病院で働いている以上、non-medical service においてもいわゆる“プロ”にならないといけません。そのためには自ら判断し行動することが重要です。患者さんの視点で物事を観察し、何が問題であるか考え、さらに今までの自分たちの行動や周囲の環境を変えること。これができる人材、すなわち“non-medicalservice のプロ”を育成することが OICI の責務の1つです。患者サービスを向上させるには全職員への情報共有も必要です。情報共有は関係者間で自由にかつ効率的になされなければなりません。多様な考えを受け入れ、常に今までの考え方を変革するというような OICI の文化を創りたいと思っています。全職員がお互いに心から認め合い、誰もが「自分が患者サービスや経営に参画している」と感じられる文化を創りたいと思っています。まだまだ道半ばですが全職員が賛同してくれると確信しています。ご存じのように昨今の水光熱費に加えて医薬品や診療材料費などの値上げにより、現在病院には強い逆風が吹いております。あらゆる職種、階層が、関係する情報を得て皆で知恵を出さないとやっていけない状況です。
また、目標を達成したとしても、常に次の目標に向かって改善、効率化を進めてないとこれからの社会変化にはついていけません。明確なリーダーシップの下、仕事のクオリティを高めるため、効率化を進めると同時に全職員のモチベーションを上げ、情報交換を盛んにして、全職員が経営にも参画できるようにしたいと思います。この方向性に向かってさらに院内改革を推し進めてまいります。

 

最後にダーウィン(1809 年~ 1882 年)の有名な言葉です。“生き残ることができるのは最も強い種でも、最も知的な種でもない。 それは、変化に最もよく適応できる種である”。“It is not the strongest of the species that survives, nor the most intelligent that survives. It is the one that is most adaptable to change”. 今後ともご指導・ご鞭撻のほど、よろしくお願い申し上げます。

 

大阪国際がんセンター病院長
大植 雅之

  • 病院運営の理念と
    基本方針
  • 患者の権利に
    関する宣言
  • 臨床倫理指針
  • 輸血を拒否される方へ
  • 施設基準
  • 地域連携ポリシー

病院運営の理念と基本方針

理念

患者の視点に立脚した高度ながん医療の提供と開発

運営の基本方針

1.先進医療の開発と実践
2.患者満足度の徹底追求
3.教育と情報発信の充実
4.医療資源の最大利活用
5.経営改革へのたゆまぬ努力

患者の権利に関する宣言

 当センターは、がんと循環器疾患の征圧に重点を置き、安全で高度な医療を実践し、数々の成果をあげてきました。 さらなる征圧を目指して、予防・診断・治療等の新しい技術開発や臨床治験、遺伝子医療及びがん免疫療法など未知の領域の研究にも挑戦し、新しい医療の創造に努めています。 また、患者さんのQOL(生活の質)を重視した医療の提供にも配慮しています。
こうした医療の推進にあたっては、患者さん自らの意思と選択により最善の医療を受けていただくことが大切と考えています。
私たちセンター職員は、医療行為が患者さんと医療関係者との信頼関係の上に成り立つものであり、医療の中心はあくまでも患者さんであることを深く認識し、ここに、「患者さんの権利と責務」を制定しました。 患者さんの医療に対する主体的な参加を支援してまいります。

地方独立行政法人 大阪府立病院機構 大阪国際がんセンター

< 患者さんの権利と責務 >

  • 1.基本的人権が尊重され、診療におけるすべての個人情報が保護されます。
  • 2.診療に関して十分に理解した上で、自らの意思で治療方法を選択し、治療に取り組んでいただきます。
  • 3.充分な説明と情報提供を受けることができます。
  • 4.別の医療機関の医師に意見を聞く(セカンドオピニオン)ことができます。
  • 5.自由意思の下、将来の患者さんのために診断治療の進歩に貢献していただきます。
  • 6.良質な医療を提供するため、円滑な診療にご協力いただきます。

臨床倫理指針

  • 1.患者さんの視点に立ち、医学適応とチーム医療のもと、最善の医療を行います。
  • 2.患者さんの自己決定を尊重し、説明と同意に基づいた医療を行います。
  • 3.患者さんのQOLや取り巻く状況に配慮し、満足度を追求します。
  • 4.各種法令・法規を遵守し、国内外で標準として公表されているガイドラインに基づいた医療を提供します。
  • 5.センター内の各委員会(臨床倫理委員会、倫理審査委員会など)で審議された結果に基づいた医療を提供します。

輸血を拒否される方へ

大阪国際がんセンターでは、宗教上の理由による輸血拒否に対し、「相対的無輸血(1)」の方針に基づき、以下のごとく対応いたします。

 

  • 1.無輸血治療のために努力をつくしますが、輸血により生命の危険が回避できる可能性があると判断した場合には輸血を実施致します。その際、輸血同意書が得られない場合でも輸血を実施いたします。
  • 2.患者が提示される「免責証書」等、「絶対的無輸血治療(2)」に同意する文書には、署名いたしません。
  • 3.すべての手術や出血する可能性のある治療には輸血を伴う可能性があり、輸血拒否により手術・治療の同意書が得られない場合であっても、救命のための緊急手術・治療が必要な場合は手術・治療を実施いたします。
  • 4.以上の方針は、患者の意識の有無、成年・未成年の別にかかわらず適用します。
  • 5.自己決定が可能な患者、保護者又は代理人に対しては、当院の方針を十分に説明し理解を得る努力をしますが、同意が得られず、治療に時間的余裕のある場合は、他院での治療をお勧めします。

 

  • (1)相対的無輸血:
    患者の意思を尊重して可能な限り無輸血治療に努力するが、「輸血以外に救命手段がない」事態に至った時には輸血をするという立場・考え方
  • (2)絶対的無輸血:
    患者の意思を尊重し、たとえいかなる事態になっても輸血をしないという立場・考え方

施設基準

◆施設基準の届出状況

名       称
特定機能病院入院基本料(7:1) 感染対策向上加算1・指導強化加算
放射線治療病室管理加算(治療用放射性同位元素による場合) 報告書管理体制加算
診療録管理体制加算1 患者サポート体制充実加算
医師事務作業補助体制加算1(20:1) 褥瘡ハイリスク患者ケア加算
急性期看護補助体制加算(50:1)、看護補助体制充実加算2 後発医薬品使用体制加算1
看護職員夜間配置加算(12対1 配置加算1) 入退院支援加算1・入院時支援加算
療養環境加算 認知症ケア加算3
重症者等療養環境特別加算(個室37床)  病棟薬剤業務実施加算1・2
無菌治療室管理加算1・2 データ提出加算2
せん妄ハイリスク患者ケア加算 特定集中治療室管理料1
外来腫瘍化学療法診療料1 術後疼痛管理チーム加算
連携充実加算・薬物療法体制充実加算 特定集中治療室管理料1 注5に掲げる早期栄養介入管理加算
栄養サポートチーム加算 特定集中治療室管理料1 注4に掲げる早期離床・リハビリテーション加算
医療安全対策加算1 ハイケアユニット入院医療管理料1
緩和ケア診療加算 ハイケアユニット入院医療管理料1 注4に掲げる早期栄養介入管理加算
医療DX推進体制整備加算 地域歯科診療支援病院歯科初診料
外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ) 歯科外来診療医療安全対策加算2
入院ベースアップ評価料89 歯科外来診療感染対策加算3
糖尿病合併症管理料 食道縫合術(穿孔、損傷)(内視鏡によるもの)、内視鏡下胃・十二指腸・穿孔痩孔閉鎖術、胃瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、小腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、結腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、腎(腎孟)腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、尿管腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)、膀胱腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)及び膣腸瘻閉鎖術(内視鏡によるもの)
がん性疼痛緩和指導管理料
がん患者指導管理料イ・ロ・ハ・二
外来緩和ケア管理料 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(区域切除及び肺葉切除又は1肺葉を超えるもので内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
移植後患者指導管理料(造血幹細胞移植後) 胸腔鏡下肺悪性腫瘍手術(気管支形成を伴う肺切除)
胸腔鏡下縦隔悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
胸腔鏡下良性縦隔腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
糖尿病透析予防指導管理料 組織拡張器による再建手術(一連につき)(乳房(再建手術の場合)に限る)
外来放射線照射診療料 ゲル充填人工乳房を用いた乳房再建術(乳房切除後)
ニコチン依存症管理料 乳腺悪性腫瘍手術(乳輪温存乳房切除術(腋窩部郭清を伴わないもの)及び乳輪温存乳房切除術(腋窩部郭清を伴うもの))
婦人科特定疾患治療管理料 ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術
療養・就労両立支援相談料の注3に規定する相談支援加算 大動脈バルーンパンピング法(IABP法)
外来栄養食事指導料の注2 四肢・躯幹軟部悪性腫瘍手術及び骨悪性腫瘍手術の注に規定する処理骨再建加算
外来排尿自立指導料 経皮的下肢動脈形成術
がん治療連携計画策定料 腹腔鏡下リンパ節群郭清術(後腹膜)
検査・画像情報提供加算及び電子的診療情報評価料 腹腔鏡下リンパ節群郭清術(傍大動脈)
肝炎インターフェロン治療計画料 腹腔鏡下リンパ節群郭清術(側方)
薬剤管理指導料 腹腔鏡下胃切除術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
医療機器安全管理料1・2 腹腔鏡下噴門側胃切除術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
在宅腫瘍治療電場療法指導管理料 腹腔鏡下胃全摘術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
遺伝学的検査 腹腔鏡下十二指腸局所切除術(内視鏡処置を併施するもの)
骨髄微小残存病変量測定 胆管悪性腫瘍手術(膵頭十二指腸切除及び肝切除(葉以上)を伴うもの)
HPV核酸検出及びHPV核酸検出(簡易ジェノタイプ判定) 腹腔鏡下肝切除術(部分切除及び外側区域切除)(亜区域切除、1区域切除(外側区域切除を除く)2区域切除及び3区域切除以上のもの)
ウイルス・細菌核酸多項目同時検出 胸腔鏡下食道悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
ウイルス・細菌核酸多項目同時検出(髄液) 腹腔鏡下膵中央切除術
検体検査管理加算(Ⅰ)(Ⅳ) 腹腔鏡下胆嚢悪性腫瘍手術(胆嚢床切除を伴うもの)
国際標準検査管理加算 腹腔鏡下膵腫瘍摘出術
遺伝カウンセリング加算 腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術
腹腔鏡下膵体尾部腫瘍切除術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
遺伝性腫瘍カウンセリング加算 内視鏡的小腸ポリープ切除術
がんゲノムプロファイリング検査 早期悪性腫瘍大腸粘膜下層剥離術
BRCA1/2遺伝子検査 腹腔鏡下結腸悪性腫瘍切除術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
経気管支凍結生検法 腹腔鏡下直腸切除・切断術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
経頸静脈的肝生検 骨盤内悪性腫瘍及び腹腔内軟部腫瘍ラジオ波焼灼療法
心臓カテーテル法による諸検査の血管内視鏡検査加算 腹腔鏡下小切開副腎摘出術、腹腔鏡下小切開腎部分切除術、腹腔鏡下小切開腎摘出術、腹腔鏡下小切開腎(尿管)悪性腫瘍手術、腹腔鏡下小切開前立腺悪性腫瘍手術
時間内歩行試験及びシャトルウォーキングテスト
神経学的検査 鏡視下咽頭悪性腫瘍手術(軟口蓋悪性腫瘍手術を含む。)
CT透視下気管支鏡検査加算 鏡視下喉頭悪性腫瘍手術
前立腺針生検法(MRI撮影及び超音波検査融合画像によるもの) 腹腔鏡下腎・尿管悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)
画像診断管理加算2 腹腔鏡下膀胱悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)
CT撮影及びMRI撮影 腹腔鏡下前立腺悪性腫瘍手術(内視鏡手術用支援機器を用いるもの)
冠動脈CT撮影加算 腹腔鏡下腟式子宮全摘術(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
心臓MRI撮影加算 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに限る)
乳房MRI撮影加算 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮体がんに対し内視鏡手術用支援機器を用いる)
全身MRI撮影加算 腹腔鏡下子宮悪性腫瘍手術(子宮頸がんに限る)
ポジトロン断層・コンピューター断層複合撮影 膀胱頸部形成術(膀胱頸部吊上術以外)、埋没陰茎 手術及び陰嚢水腫手術(鼠径部切開によるもの)
抗悪性腫瘍剤処方管理加算 輸血管理料Ⅰ
無菌製剤処理料 コーディネート体制充実加算
脳血管疾患等リハビリテーション料Ⅰ・初期加算・急性期リハビリテーション加算 人工肛門・人工膀胱造設術前処置加算
運動器リハビリテーション料Ⅰ・初期加算・急性期リハビリテーション加算 麻酔管理料(Ⅰ)(Ⅱ)
呼吸器リハビリテーション料Ⅰ・初期加算・急性期リハビリテーション加算 放射線治療専任加算
がん患者リハビリテーション料 外来放射線治療加算
リンパ浮腫複合的治療料 高エネルギー放射線治療
摂食嚥下機能回復体制加算1 1回線量増加加算(全乳房照射・前立腺照射)
遺伝性乳癌卵巣癌症候群患者に対する子宮附属器腫瘍摘出術 強度変調放射線治療(IMRT)
遺伝性乳癌卵巣癌症候群患者に対する乳房切除に限る 画像誘導放射線治療(IGRT)
皮膚悪性腫瘍切除術(センチネルリンパ節加算を算定する場合) 体外照射呼吸性移動対策加算
脳刺激装置植込術(頭蓋内電極植込術含む)及び脳刺激装置交換術 定位放射線治療
脊髄刺激装置植込術及び脊髄刺激装置交換術 定位放射線治療呼吸性移動対策加算(その他)
ストーマ合併症加算 定位放射線治療呼吸性移動対策加算(動体追尾法)
乳がんセンチネルリンパ節加算1及びセンチネルリンパ節生検(併用) 画像誘導密封小線源治療加算
乳がんセンチネルリンパ節加算2及びセンチネルリンパ節生検(単独) 病理診断管理加算2
頭頸部悪性腫瘍光線力学療法 悪性腫瘍病理組織標本加算
緊急穿頭血腫除去術 骨悪性腫瘍、類骨骨腫及び四肢軟部腫瘍ラジオ波焼灼療法
乳腺悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法 胸腔鏡下肺切除術(区域切除及び肺葉切除又は1肺葉を超えるものに限る。)(内視鏡手術用支援機器を用いる場合)
腎悪性腫瘍ラジオ波焼灼療法 肺悪性腫瘍及び胸腔内軟部腫瘍ラジオ波焼灼療法
精巣温存手術
歯科疾患管理料の注11 に掲げる総合医療管理加算及び歯科治療時医療管理料 手術時歯根面レーザー応用加算
歯科口腔リハビリテーション料2 レーザー機器加算
口腔粘膜処置 クラウンブリッジ維持管理料
う蝕歯無痛的窩洞形成加算 精密触覚機能検査
CAD/CAM冠及びCAD/CAMインレー 歯科外来・在宅ベースアップ評価料(Ⅰ)

◆届出をすることで算定することができる手術

区分1に分類される手術 件数
頭蓋内腫瘤摘出術等 49件
黄班下手術等 0件
鼓室形成手術等 0件
肺悪性腫瘍手術等 371件
経皮的カテーテル心筋焼灼術 0件
区分2に分類される手術 件数
靭帯断裂形成手術等 21件
水頭症手術等 0件
鼻副鼻腔悪性腫瘍手術等 3件
尿道形成手術等 5件
角膜移植術 0件
肝切除術等 225件
子宮附属器悪性腫瘍手術等 64件
区分3に分類される手術 件数
上顎骨形成術等 0件
上顎骨悪性腫瘍手術等 115件
バセドウ甲状腺全摘(亜全摘)術 0件
母指化手術等 28件
内反足手術等 0件
食道切除再建術等 6件
同種死体腎移植術等 0件
区分4に分類される手術 件数
胸腔鏡下または腹腔鏡下による手術 1064件
その他の区分に分類される手術 件数
人工関節置換術 9件
ペースメーカー移植術及びペースメーカー交換術 8件

経皮的冠動脈形成術、経皮的冠動脈粥腫切除、経皮的冠動脈ステント留置術

0件

上記の件数は令和5年1月1日~令和5年12月31日までの1年間のものです。

◆入院時食事療養費

  • 入院時食事療養(Ⅰ)

保険外併用療養費

  • 特別の療養環境の提供に関する基準(個室料 16,500円~60,500円)
  • 病院の初診に関する基準(11,000円)【医科・歯科】
  • 病院の再診に関する基準(3,300円)【医科・歯科】
  • 入院期間が180日を超える入院に関する基準(一般2,838円)

◉先進医療の届出状況

名      称 金額 承認年月日
テモゾロミド用量強化療法 1コース 4,500円 平成29年2月1日
術後のカペシタビン内服投与及びオキサリプラチン静脈内投与の併用療法 小腸腺がん 1コース 5,900円 平成29年10月1日
陽子線治療 根治切除が可能な肝細胞がん【外科的治療を実施する施設】※   平成30年1月1日
術後のアスピリン経口投与療法 下部直腸を除く大腸がん   平成30年7月1日
内視鏡的胃局所切除術 1回 221,000円 令和2年9月1日
周術期デュルバルマブ静脈内投与療法 肺尖部胸壁浸潤がん 1コース 5,200円 令和3年6月1日
アスピリン経口投与療法 家族性大腸腺腫症   令和4年4月1日
シクロホスファミド静脈内投与療法 成人T細胞白血病(末梢血幹細胞の非血縁者間移植が行われたものに限る。)   令和4年8月1日
術前のゲムシタビン静脈内投与及びナブーパクリタキセル静脈内投与の併用療法 切除が可能な膵臓がん(70歳以上80歳未満の患者に係るものに限る。) 1回 400円 令和5年7月1日
イマチニブ経口投与及びペムブロリズマブ静脈内投与の併用療法 進行期悪性黒色腫 令和5年10月1日

※陽子線治療と外科的治療の対照試験であり、当センターは外科的治療を実施。(陽子線治療は行いません)

地域の医療機関との連携について
~大阪国際がんセンターの方針~

  • 1.地域医療機関との連携を強化します。
    • ・当センターは、特定機能病院・都道府県がん診療連携拠点病院・がんゲノム医療拠点病院として、最新のがん診療を提供し、地域のがん診療の中心的役割を担います。
    • ・地域医療機関との連携を強化し、一人でも多くの患者さんが当センターの最新のがん診療を受けうる環境を整備します。
  • 2.複数主治医制を推進します。
    • ・患者さんに安心して診療を受けていただくため、当センターの医師と地域医療機関の医師が協働し、連携して診療する複数主治医制を進めます。
    • ・状態の安定している患者さんは、かかりつけ医やお近くの病院で日常的な健康管理と経過観察を受けていただきます。
  • 3.切れ目のない地域連携を推進します。
    • ・患者さんの情報を適切に共有し、地域医療機関と協働して入院診療、在宅診療など、一貫したがん診療を行います。
  • 4.専門職が連携してチーム医療を行います。
    • ・院内外の医師、薬剤師、看護師、ケアマネージャー、訪問看護師等、様々な専門職が連携し、患者さんに継続的なチーム医療を提供します。
  • 5.効率的な病床管理・運営を行います。
    • ・個々の患者さんの病状に応じたがん診療を迅速に提供できるよう、適切な病床の管理と運営を進めます。

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