安全な医療への取り組み
< 医療安全管理部門員 >
インシデント報告
(令和6年度 2,661件)
活動状況
1.「医療安全情報」を作成し院内に発信しています。(令和6年度)
2.各部署(約60名)の担当医療安全管理者が参加する会議で、M&Mカンファレンス事例の検討を行っています。(抜粋)
M&Mカンファレンスとは、治療後に発生した合併症や死亡した症例について、院内の関連部署が横断的に詳細に検討し、システムの改善を行うなど、次の症例にその経験を生かすための症例検討会です。
3.監査の実施状況
1)院内ラウンドの実施状況(令和6年度)
ラウンド名 | 実施月 |
---|---|
患者確認・医療機器(病棟) | 4月 |
点滴一時保管庫・薬剤カート・麻薬の管理 | 5月 |
単回使用医療機器に関する運用状況(安全・感染・医療機器・施設合同ラウンド) | 7月 |
各部署による相互ラウンド | 7月 |
末梢静脈持続点滴時のライン選択 | 8月 |
ポンプ類の管理と心電図モニター | 9月 |
インシデント対策・緊急時対応等に関する確認 | 10月 |
検体採取時の確認行動 | 10月 |
給食に関する管理状況 | 11月 |
インスリン・経胃経腸チューブからの薬剤投与・ポンプ使用状況 | 12月 |
輸血 | 1月 |
救急カートの整備状況 | 2月 |
救急カートの整備状況 | 3月 |
2)医療安全相互ラウンドの実施
開催年度 | 相互ラウンド病院 |
---|---|
令和6年度 | 杏林大学医学部付属病院 |
令和5年度 | 聖マリアンナ医科大学病院 |
令和4年度 | 兵庫医科大学病院 |
4.事故の発生防止に係る第三者評価
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5.診療内容のモニタリング調査(令和6年度)
手術が施行された肺血栓塞栓症予防策の実施率 | 100% |
手術が施行された肺血栓塞栓症の院内発生率 | 0.25% |
高齢者(75歳以上)における褥瘡対策の実施率 | 44.71% |
高齢者(75歳以上)における褥瘡の院内発生率 | 0.39% |
入院患者の転倒・転落発生率 | 1.86% |
手術開始前1時間以内の予防的抗菌薬投与率 | 100% |
抗MRSA薬投与に対する薬物血中濃度を測定率 | VCM 98.31% TEIC 97.09% |
血液培養複数セット率 | 87.38% |
放射線診断 翌診療日までの読影率 | 83.28% |
放射線画像 1か月以内の所見の確認率 | 96.78% |
病理所見 1か月以内の所見の確認率 | 91.81% |
全手術4,267件 | |
初回手術から48時間以内に行われた予定外の再手術 | 13件 |
術後30日以内の死亡 | 8件 |
6.教育・研修
令和6年度 主な医療安全研修テーマ・対象・内容など
研修名(テーマ) | 対象 | 時期 | 参加者数 | 講師 |
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新規採用者医療安全研修 | 新規採用 | 4月~3月 | 190 | 院内講師 |
復職者研修 | 復職者 | 4月~3月 | 25 | 院内講師 |
担当医療安全管理者研修 | 担当医療安全管理者 | 4月7日~ 9月30日 |
49 | 医療安全管理部門 |
BLS研修 | 全職員 | 5月10日~ 1月31日 |
940 | 院内講師 |
新規採用職員研修(BLS) | 看護師 | 6月5日 | 62 | 院内講師 |
ICLS研修会(第18回) | 全職員 | 6月17日 | 12 | 院内講師 |
第1回医療安全研修会 | 全職員 | 6月26日~ 8月9日 |
1,365 | 院内外講師 |
ICLS研修会(第19回) | 全職員 | 10月21日 | 11 | 院内講師 |
医療コンフリクト・マネジメント研修 | 医療職 | 11月15日 | 6(上限) | 院外講師 |
第2回医療安全研修会 | 全職員 | 11月13日~ 12月15日 |
1,360 | 院内講師 |
医薬品安全研修会 | 全職員 | 11月13日~ 12月15日 |
1,360 | 院内講師 |
ICLS研修会(第20回) | 全職員 | 3月9日 | 12 | 院内講師 |
人工呼吸器・心電図モニター取扱い等説明会 | 医療職 | 4月~3月 | 640 | 院内講師 |
2)イエローコール(患者行方不明時の対応)訓練の実施
令和7年3月4日