お薬から探す(経口薬)| 食事のタイミングに関する相互作用とその注意

経口薬(当院処方上位20品目) ※ 一般名(アイウエオ順)

食事のタイミングに関する相互作用とその注意

 お薬に中には服薬と食事の関係により血中濃度が変動し、効果や副作用などへ影響が出ることがあります。これらはお薬の発売前に食事の治療への影響について検討されており、その結果に基づいて食事と服用するタイミングの指示が設定されています。また、高脂肪食摂取(目安として約900kcal以上、脂肪比率50%以上)ではお薬の吸収に影響が出ることも多いため、脂肪摂取にも指示がついていることがあります。
ここでは、当院で汎用されている薬剤を取り上げ、注射薬と内服薬のそれぞれ処方の多い上位20品目についてまとめています。
実際の処方時には薬剤師より説明を行っております。お薬と食事について疑問がございましたら薬剤師までお問い合わせください。
注射薬では、当院処方上位20品目では関係する記載はありませんでした。
内服薬では、当院処方上位20品目では以下の薬剤で指示があります。

メーカー:セルジーン

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 食事の影響として血中濃度が上昇した

医師からのコメント

  • 用法に空腹時服用と記載されています。具体的には使用上の注意として、食事の1時間前から食後2時間の間の服用を避けることと指示があります。

メーカー:日本ベーリンガーインゲルハイム

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 空腹時に比べて高脂肪食摂取に服薬すると本剤の吸収が低下し、薬の効果に影響を及ぼす。

医師からのコメント

  • 用法として、空腹時の経口投与するよう指示があります。具体的な時間の目安が示されており、食前1時間-食後3時間の間の服用を避けてください。

メーカー:中外製薬

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 食後投与により血中濃度が上昇した。

医師からのコメント

  • 食後の投与で血中濃度は上昇したようですが、食事についての注意事項などの記述がありませんので、影響がないと考えていいでしょう。

メーカー:ファイザー

相互作用:なし

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 高脂肪後に服用すると血中濃度の上昇は認められる。

医師からのコメント

  • 高脂肪後の服用では血中濃度が上がるようですが、食事についての注意事項などの記述がありませんので、影響はないと考えていいでしょう。

メーカー:ノバルティス

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 食後に本剤を投与した場合、血中濃度が低下するとの報告がある。使用上の注意として食後又は空腹時のいずれか一定の条件で投与することと記載されている。この指示は、製品開発時の治験用法通りのものです。

医師からのコメント

  • 臨床効果が確認された設定(治験時の用法通りの指示)は食後又は空腹時のいずれか一定の条件で投与することでしたので、使用上の注意として記載されています。指示どおり食後又は空腹時のいずれか同じタイミングで服薬を続けてください。

メーカー:中外製薬

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 高脂肪、高カロリー食後に服用すると血中濃度が上昇する報告がある。食事の影響を避けるため食事の1時間以上前又は食後2時間以降に服用するように使用上の注意として記載されている。

医師からのコメント

  • 血中濃度については高脂肪食や高カロー食の結果ですが、使用上の注意として、食事の影響を避けて服薬するよう指示がありますので、服薬は食事の1時間以上前又は食後2時間以降となるようにしましょう。

メーカー:アストラゼネカ

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 食後投与により血中濃度が上昇した。

医師からのコメント

  • 食後の投与で血中濃度は上昇したようですが、食事についての注意事項などの記述がありませんので、影響がないと考えていいでしょう

メーカー:大鵬薬品工業

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 血中濃度や吸収に関する情報はないが、食事の前後1時間の服用を避けると指示がある。

医師からのコメント

  • この指示は、製品開発時の治験用法通りのものです。特に根拠がある指示ではありません。製品の効果や副作用が確認されているのはこの指示の服薬によるものですので、できるだけ指示どおりとした方がいいでしょう。

メーカー:MSD

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 高脂肪食摂取後では吸収が遅れ、血中濃度が低下した。

医師からのコメント

  • 空腹時に服薬することが望ましいと用法に関連する使用上の注意に記載されています。具体的な時間の目安は示されていませんが、一般的には空腹時の服薬とは食事の1時間前から食後2時間以外に服用することが推奨されています。

メーカー:MSD

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 高脂肪食により血中濃度が低下し、吸収が遅れた。

医師からのコメント

  • 高脂肪食摂取前後は避けることが望ましいと用法に関連する使用上の注意に記載されています。「高脂肪食を避けるにはどのように工夫すればいいか?」についてはこちらを参照ください。

次の2品目は、内服薬上位20品目外ですが、高脂肪食への注意が必要な薬剤です。

メーカー:バイエル薬品

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • 高脂肪食後の服薬で血中濃度が空腹時より低下し、逆に、中脂肪食(約700kcal、脂肪含量30%)ではわずかに増加した。

医師からのコメント

  • 用法に高脂肪食時には食事の1時間前から食後2時間までの間を避けて服用と記載されています。「高脂肪食を避けるにはどのように工夫すればいいか?」についてはこちらを参照ください。なお、中脂肪食でも影響がある恐れはありますが、こちらは特段指示がありませんので、影響がないと判断されているものだと考えられます。

メーカー:バイエル薬品

添付文書記載の食事の指示もしくは影響

  • この薬剤は空腹時と高脂肪食後と両方で影響があります。空腹時の服薬では食後に比べて、高脂肪食摂取の服薬では低脂肪食摂取後に比べて、血中濃度の低下がります。

医師からのコメント

  • この薬剤は服薬後の血中濃度の低下を防ぐため、食事への配慮が必要です。まず、空腹時を避け食後に服薬するのですが、同じ食後であっても高脂肪食の摂取も避けなければなりません。「高脂肪食を避けるにはどのように工夫すればいいか?」についてはこちらを参照ください。
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